余田臥龍梅HD

余田臥龍梅

2月に入って寒空が続き時より見せる晴間の中、柳井余田にある臥龍梅が見ごろになってきました。
臥龍梅は正しくは余田臥龍梅(よたがりゅうばい)として、国指定天然記念物として1933年4月13日に登録されています。(文化庁 国指定文化財等データベースより)

紅がく、白花、一重の小輪の野生梅で室町時代のものと伝えられ、枝の様子が龍のように見え、大きく伏しているように映ることから臥龍と呼ばれるようになったそうです。
現在では、台風による(戦後)倒伏した原木から地面について独立株(飛梅11本)となったものと植樹による約70本の梅が見る人を魅了しています。(2019/2/10)
臥龍梅_柳井余田-1
YouTubeへ動画としてUPしました。下記よりご覧頂けます。


余田臥龍梅へは(マップ)

柳井市中心部より車で10分西に行った先、赤子山(標高230m)の北麓の標高約50m付近にあり、田布施と柳井を結ぶ県道22号線の南側を平行に走る市道(柳井田布施線)から、赤子山へ入る道の先にあります。このポイントに看板が設置しています。(地図下の画像をご参照下さい)
尚、到着先では10台近く駐車出来るスペースと簡易トイレが設置されています。

所在地:山口県柳井市余田2450

臥龍梅案内版
市道(田布施柳井線)沿いに立ててある案内板。ここから先は少し道が狭く、急こう配になっていますので前方への注意が必要となります。
臥龍梅_柳井余田-8
そもそも明治前まで赤子山麓は梅林だったそうです。この1本を残し明治前に畑の改良地として梅を伐採したそうです。その後、天然記念物になるのですが、それまで「臥龍梅」という名称は無く、天然記念物を指定するために来ていた役人さんにより名づけられたとのことです。

現在、1973年に市の職員によって結成された「臥龍会」から、地域を巻き込んで発展した「余田臥龍梅保存会」によって保護活動がされています。