三丘文庫-6

本・パン・ライブと会話を楽しむ「三丘文庫」

光市から高森方面へ県道144号線を走ると桜が美しい「東善寺やすらぎの里」と「温泉」が有名な三丘地区(みつお)がある。そこに2019年を迎えた1月27日に今回ご紹介する「三丘文庫」は開店しました。
先に当サイトでもご紹介しました食べ物屋さん「タベルナタベタ?」とは目と鼻の先。
少しづつ三丘にワクワクする新しい「何か」が始まっています。
三丘文庫b-10
この「三丘文庫」は、先代より経営していた酒屋さん徳永商店を受け継ぐ形でリユース。建屋の基礎となる梁等はそのままに広い空間を上手く活用されています。誰もが足を運べる場所として三丘文庫を開業。

"せときらら"と三丘パン研究会

また同オーナーである徳永さんは山口大学農学部教授である高橋氏らと「三丘パン研究会」を立ち上げ、山口県産の小麦”せときらら”を使ってできるパンを三丘文庫で製造販売をされています。
尚、三丘地区でもせときららの栽培を行いパンに使用しながら試行錯誤を繰り返しデータを採ってられました。もちろんパンの味や食感を決める自然酵母も色々試されていました。
・「小麦栽培から始めるパンづくり」文芸社 著:高橋 肇 氏
・三丘パン研究会 Facebook

三丘パン研究会-23

お店について

お店の名前にもなっている「文庫」。書庫を意味しますがその名の通り店内には本が並んでいます。元々市立図書館の館長でもあったためその名の由来もその辺りから。
また、有料セルフとなりますがコーヒーも提供されています。
こちらのコーヒーはブラジル リオから北へ500km先にあるディアマンティーナ(発音:ジアマンチーナ)でコーヒー農園を営んでいる熊毛出身のサナエ・ヨシマツさんのヨシマツコーヒーをこちらでは提供されています。

ヨシマツ農園さん
農園名 Fazenda Riacho das Varas
所在  Diamantina Minas Gerais Brasil
1965年12月にブラジルへ、農業者として従事した後、1971年にマリンガで農業経営、コーヒーへの参入は1974年に現農園があるジアマンチーナで開始されています。この辺りの日本人らしい心を動かすストーリーについては、概要を参照させて頂いた東京昭島のカフェ・ド・カルモさんのサイトでどうぞ。

三丘文庫b-15
三丘文庫さんではパンの販売は不定期でされます。
パンが販売される時には、目印となる「パン研究会」と書かれた「のぼり」(後述のお店の外観の画像をご参照)がお店の前に出ます。またパンの販売はお店に出されているボードやSNS等でも告知がされますので要確認となります。

取材時(3月16日)時点でお店に並んでいたパンは8種。
クルミとレーズンパン(300円)、アンパン(200円)、クリームパン(200円)、チーズパン(200円)、セサミパン(200円)、ウィンナーパン(200円)、食パン(半斤250円)、食パン(オレンジピール 半斤300円)
三丘文庫b-27
食パン(半斤)とアンパンを頂きましたが、敷地内にある石窯での焼きたてのためか香ばしく、咀嚼するほどに味が出て来てとても美味しい。また、数日常温で置いた後(3日後)でも鮮度よく弾力と香りが持続していましたよ。※季節にもよると思われます。

ライブスタジオ

アフリ家族-22
席数も程よくある店内では、打合せやちょっとした会議なども開催しているようです。
さらに、取材した日は「アフリ家族」さん達がライブを。
改装したとは言えそもそも昭和初期の建屋で梁に使われている太い木材等はそのままに音の響きはとても良く、ジャンベ(アフリカ太鼓)の鼓動が室内を満たしていました。ライブ向きな店内なのでこれから実演が増えるかもしれませんね。

お店について

三丘文庫b-1
 店舗名:三丘文庫 
 所在:〒745-0641 山口県周南市小松原1722-3
 電話
 0833-91-0320
 営業日・時間:Facebook, instagramを要確認
 利用可能な決済:
現金
FB app-icon32
 その他
徳修館館長を現任されているため、現時点ではお店は定期開店をしていませんが
4月からお店を開ける頻度を上げていくそうです。

お店へは(マップ)


地図のポイント名を「三丘パン研究会」で代用させて頂いています。