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周南市八代地区に飛来するナベツル

2020年2月の時点で特別天然記念物に指定されているナベツルは、放鳥も含め18羽ほど(飛来13羽、放鳥5羽)同地区に姿を見せています。1月下旬には防府へ出張していたようですが(防府で目撃情報があったようです)現在は八代へ戻ってきています。

鶴は家族やペアで行動する習性があり、縄張り意識も強いそうです。
同地区では道を挟み現在2カ所に分かれ群れとなっており、互いをけん制する際に互いの場所へ鳴き声と共に飛び立つ姿が目撃できます。

2020年2月18日に撮影した鶴の模様をYouTubeにアップしましたので下記よりご覧いただけます。


ナベヅルについて

ロシア、モンゴル、中国で繁殖し冬になると日本、朝鮮半島で越冬する。
日本は、当周南市八代の他に鹿児島県出水市に飛来するが、大よそ90%以上が鹿児島県出水市で越冬する。
国の特別天然記念物として1955年(昭和30年)に指定。
そもそもの経緯は、国の天然記念物として1921年(大正10年)3月3日に指定されますが、遡ること34年前の1887年(明治20年)には国内で初めて禁猟対象となっている。
また絶滅危惧指定「VU」(3段階中1段目)となっている。
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絶滅が危惧される状況と取り組み

八代での越冬数は、1945年に250羽、1978年までには100羽前後で推移していたが、以後は減少が続いて1990年に48羽、2010年には8羽と激減している。環境省「いきものログ」絶滅危惧種検索よりナベヅルPDF

現在は、ナベヅル・マナヅルを各地に分散しようという取り組みがあるようです。これは現状、鹿児島県出水市に9割以上が飛来越冬し一カ所集中によるリスク(昨今問題になっている鳥インフルエンザ等による影響)を緩和させる分散保護の観点からのようです。

この分散・移送に取り組んでいる地域は、山口県周南市八代、佐賀県伊万里市長浜干拓、高知県四万十市中筋川(四万十川支流)流域等のようです。

鶴いこいの里 交流センターとツル見学・観測所

鶴いこいの里交流センター
所在:周南市大字矢代826-8 電話:0833-92-0003
※観測所(見学)は北約300m先にありますが、周辺へ駐車は出来ませんので鶴いこいの里交流センターへの駐車場利用となります。

鶴いこいの里交流センター(周南市八代支所併設)


田村光政写真展「北海道・道東の生き物と風景」

光市文化センターでは、田村氏による個展が開催されています。鶴や野鳥を撮られ展示されているので多くの方はご存じかと思いますが、今回の展示は北海道の丹頂鶴、動物・風景を中心にとても良く描写された作品が並べられています。
同展示は、2月22日(土)までとなっています。
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光市文化センター