周防田園-10

7月6日からの豪雨について

九州に大きな被害を出しているこの度の梅雨前線ですが、9日にかけ西日本に停滞する見込みとなるようです。
気象庁によりますと、現在、九州北部に大雨特別警報を警報に切り替えたとはいえ、暖かく湿った空気が九州から西日本に流れ込み雨雲を作り出し線上降水帯を形成しているため依然として警戒が必要とのことです。
※線上降水帯(線上に見える雨雲には動きのあるものと停滞するものがあり、停滞するものは集中豪雨をもたらし災害を生む、激しい雨を降らす積乱雲が連続して発生し線上に並ぶ。積乱雲が次々に生み出されることをバックビルディング現象と言われる)
気象庁今後の雨202077
(画像出典:気象庁今後の雨 降水短時間予報より7日深夜0時予想)
7日から8日にかけて予想される1時間降水量は県内の多い所で50ミリと予想されています。
雨が降り続けると土砂災害の恐れが高くなり雨脚が緩やかになっても十分な警戒が必要となります。

Hikari.Funでは自治体等から発表される情報を適宜となりますが、随時Twitterで配信しています。

https://twitter.com/hikari_fun

防災関連情報

既に光市や田布施町、岩国市などでは、夜の雨を警戒し自主避難所を開設しています。
自治体から得られる情報(メールサービスや防災無線、テレビ等からの情報)を小まめに確認頂き早めの判断、行動が求められます。※自治体から得られる情報は以前記事にしています(こちらをご参考下さい)
三井小避難所2三井小避難所1
(画像 光市三井小学校設営 6/6 15:30頃)
今般はコロナ禍の自主避難所となり感染防止対策を取り人と人との距離を気にしながらの開設となっています。家族間は約2m程度の間隔を空けて滞在となりますが、急な人数増加の場合は臨機応変に対応していくことになります。(校舎利用や車内での滞在など)
尚、自主避難される方は、マスク(必携)の他、食料、飲料水、寝具、生活用品などの持参が求められます。

2年前とよく似た傾向と思わせている今回の豪雨

6日から県東部に影響させた大雨ですが、2年前の2018年に起きた災害時と当初よく似た傾向だったこともあり気にされる方も多かったかと思います。

下に雨量と島田川の水位を2018年と比較しましたのでご参考下さい。
雨量は玖珂、水位は島田の観測ポイントのデータを元にしています。(データは2018,2020共に7/7-7/8間)
2020vs2018豪雨_島田川4
データソース:気象庁、山口県土木防災システム(防災やまぐち)青系2018年、赤系2020年

2018年に島田川が氾濫し災害となった状況等を随時まとめていた記事は下記をご参照下さい。