虹ケ浜霞202084
(8月4日夕刻の霞んだ虹ケ浜18時台)

霞みの原因は噴煙?

8月2日から昨日となる4日にかけて地域が霞んでいるのに気づいた方も多いかと思います。

最初は湿った空気が原因で"霞"んでいると考えていましたが、実はこの霞みの原因は遠く1,132km離れた小笠原諸島の西之島の噴煙(噴霧)が原因の可能性とtenki.jp等で報じられました。
(西之島の噴火は7月11日ごろ)
・気象庁小笠原諸島 西之島噴火についての情報(こちら
西ノ島噴煙(霞)20208415
(画像出典:気象庁 ※静止衛星画像を加工)
本州上空を西から東へ流れる偏西風があるため、遙か遠く南東に位置する西之島から噴煙は来ないだろうと思いがちですが、小笠原付近に張り出した太平洋高気圧が生み出す風は東から西にも流れ、更に中国沿岸部を北上する台風4号(低気圧の超巨大版)が回転しながら周辺域を呼び込むため沖縄を辿り九州から中国地方へ噴霧の道が出来ていたようです。(風は"高"気圧から"低"気圧へ)
気象庁天気図20080306
出典:気象庁

空気中の微粒子濃度

とは言え地域を包んだ例の"霞"がホントに噴煙なのか?と疑問が残ります。

噴煙に含まれる微粒子が光反応し二次生成されて出来るのがPM2.5ですが、この濃度の数値を見ることで霞みの要因の一つを推測することができます。

県は、県内の数カ所に設置されたモニタリングポストを持っており、サンプルとして光高校に設置されている測定値を参照していみましたところ、以下の数値がございました。

・8月4日16:00のPM2.5(光高校)測定値 51μg/㎥
・8月5日15:00のPM2.5(光高校)測定値 22μg/㎥(通常の濃度)
通常より高い濃度であることが観測されています。
注 μ(100万分の1)
注 環境基準:年平均値15μg/㎥以下、かつ、日平均値35μg/㎥以下 ※注意喚起が出されるのは85μg/㎥を超過した場合


各気象メディアが報じたように原因は小笠原諸島の西之島の噴煙の可能性であると思われ、ここ数日に喉や鼻に異変を感じた人は、ひょっとしてこの影響を受けたかもしれませんね。