日本救急医学会による緊急提言
この暑さ、暫く続くと予想されています。先週から幾度となくニュース記事等で目にされていると思いますが、日本列島各地で熱中症でお亡くなりになったり学童や学生が救急搬送される方が増えています。ここ光市でも残念ながら高齢の方がお亡くなりになっています。そんな中、日本救急医学会から緊急提言として熱中症対策と対応、注意喚起として20日発表されました。
以下ご紹介しておきます。
【熱中症への注意喚起】
- 小児では汗腺の発達や自律神経が未熟で高齢者や持病のある方は自律神経の機能が低下しており体温調節機能が弱い
- 高齢者では全身に占める水分の割合が低く、容易に脱水になり易い。脱水になると発汗の機能が低下し、体温調整が困難となる
- 小児では身長が低いため、地面からの輻射熱(ふくしゃねつ)の影響を受けやすい
- 自分で予防する能力が乏しい
日本救急医学会からの【4つの緊急提言】
- 暑さ指数を意識した生活を心がけ、運動や作業中止の適切な判断を!
- 水分をこまめに取ること。おかしいなと思ったらすぐ涼しい場所に誘導を!
- 適切な重症度判断と応急処置を。見守りつつ改善がなければすぐ医療機関へ!
- 周囲にいるもの同士が、お互いに注意をし合う!
(以上は日本救急医学会「緊急提言」から抜粋)
日本救急医学会から発表された緊急提言のPDFは(こちら)をご参照下さい。
この提言書には、冒頭で転載した提言や「対象方法」、「熱中症判断」等が図解なども含め5枚程度に纏められていますので、一度内容を確認しておくと良いと思います。
また、周りに特に高齢者がいらっしゃる方は随時見守ることも必要になるかと思います。