
各自治体(行政)から提供されている情報サービス
明日、9月1日は「防災の日」これから1週間は防災ウィークということで防災に係る情報やイベントなどがある時期になります。9月1日が防災の日と決まったのは、1923年(大正12年)に起きた関東大震災に因み1960年に閣議決定されました。さて、防災については先日の豪雨で山口県東部は大きな災害に見舞われ防災に対する対応や議論が積極的に行われている今、改めて確認しておくべき情報を以下提供致します。
特に行政からコールされる「避難」に係る文言と出されるタイミングがしばしば話題になります。
避難が遅れた~とか、もっと早く出して欲しい~等と声が聞こえてきています。正しい情報を正しく受取り正しく行動することが求められますので今回はその一助になれば幸いです。
「避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示」とは
"平成30年7月豪雨"の最中、ネット上では段階毎に出される避難レベルを固唾をのんで見守り、上がる度にツイートが出ていました。また、文言の定義が書かれたツイートも多く投稿されていました。しかしながら、実際に「行動に移せていたのか?」との問いには、後になって状況を整理してみると、どうやらそうではない事に気付かされます。
改めて整理しましたので下記図をご覧ください。

(クリックやピンチで拡大できます)
上記図は内閣府防災担当から出された資料を元に朝日新聞社がウェブ上で展開したものを再度整理した図となります。
「避難勧告」は「避難」となることを覚えておくことが重要になります。
「避難指示」は今回もそうでしたが切迫した状況の中で避難をしなければならなく、場合に拠っては避難は困難となる場合が想定されます。「避難準備」で防災グッズ等と共に準備し「勧告」で動くというのが得策という事になります。
警戒レベル(警戒レベル4:全員避難と警戒レベル5)
2019年からは警戒レベルが表現・行動を促す言葉として加わり、警戒レベル4は「全員避難」となっています。元々避難勧告が全員避難の意味でしたが判断に繋がらなかったことから、この措置が取られています。

(出典:内閣府防災情報のページより)※クリックで拡大します。
同様に気象庁が、内閣府のガイドラインを元に作成した各行政機関が段階に応じ対処する図が「活用例」として公開しています。各機関の連携・関係性が分かり易いので掲載しておきます。

(出典:気象庁「特別警報」について)
山口県東部地域の行政が提供しているメールサービスやSNSまとめ
下記に各自治体のサービス状況を纏めてみました。この際にメールサービスやSNSを登録しておくことをお勧め致します。当該サイトも災害時は多くの情報をこのメールサービスから得てtwitterで情報を共有させて頂きました。
また、ご年配の方(おじいちゃんやおばあちゃん、父、母)にも、会話の延長として設定して頂くことをお薦めします。
下記に掲載しているSNSについては以下記載した3つの条件下で運用されていることを確認し表示させました。
- 公式SNSであること
- 運用されていること
- 先日のH30年7月豪雨時に情報提供を積極的に行っていること
| 自治体 | mailService | ||
|---|---|---|---|
| 光市 | | ||
| 田布施町 | |||
| 平生町 | |||
| 上関町 | |||
| 柳井市 | | | |
| 周南市 | | | |
| 岩国市 | |||
| 周防大島町 | | ||
| 下松市 |
尚、当自治体はSNSやっているが掲載されていない!と言った場合は、当サイトの「お問合せ窓口」よりご連絡下さい。またSNS開設等に関するご相談もお受け致していますのでその場合はご連絡下さいw
自治体提供のメールサービス(防災メール)まとめ
以前の記事にも掲載しましたが、メールサービス一覧となります。防災情報だけでなく、観光情報やお天気情報、地域によっては「熊」情報も提供されています。ご活用下さい。

この情報については、過去記載したメールサービスについての記事(こちら)をご参照下さい。
山口県が提供する防災情報サービスと民間提供のサービス
山口県防災情報サービス
「防災やまぐち」気象情報や河川の水位等、県で集約した情報が一括で閲覧できるウェブサイト提供している内容は以下
- 災害や各発令状況、避難状況
- 河川の水位、ダムの水位・放水等はリアルタイムで表示(県土木防災情報システム提供)
- 過去災害状況
- 公共交通情報(県道、国道、高速道路)の工事や災害時の通行状況(各サイトリンク)
- ライフライン(携帯各社、ガス、電気)の状況
- 土砂災害警戒区域等マップ
民間が提供するサービス
- ヤフーJAPAN 天気・災害
- 日本気象協会「tenki.jp」、weathernews等
- トヨタ「通れた道マップ」
- ホンダ・ヤフー地図「Yahoo!地図」ホンダ通行実績を元にヤフー地図に反映※現在は休止中。
被災でインフラが被害に遭い復旧作業が突貫で行われ電車再開の朗報が届くなか、机上のシミュレーションだけではなく、提供される情報を元に実際を目にし各個人で考えてみては如何でしょう。