周防柱松2019HD

ふるさとの火祭り 周防柱松

柱松という火祭りは、江戸時代に五穀豊穣や疫病退散を願い始まった祭で、孟宗竹で作った漏斗の中に
萩の葉やお守り、花火を入れた籠に、下から松明を投げ入れる伝統のお祭です。
火の燃える様などでその年の吉凶を占う伝統的な行事で全国的には信州地域と静岡以西の西日本とのことで長野「戸隠柱松神事」、大分「ななせの火群まつり」、同じ周防地域では、周防祖生の柱松(8月15日中村地区 以降3カ所)があります。

周防柱松では、お盆に行われる火焚き行事の一つで地中に柱を突き立て柱の上に萩の葉を入れ柱松の上部の松明(たいまつ)とし、周防小学校6年生が地上から松明に向け火を投げ入れ着火させます。
下記は2019/8/3に開催された周防柱松を映像に致しました。

投げ入れは、松明1本に紐を通しそれを回しながら勢いをつけて投げ入れます。この投げ入れ様と着火した松明が燃える様がとても見応えある場面となります。

この柱松は6月に行う萩の葉取りから準備は進められ、葉落とし、柱松・松明作りを経て進められます。柱松は長短合わせ5本、長い物で6m近くになります。
柱松2017
(画像提供:周防地域づくり協議会Facebook

周防柱松 開催概要

開催日   2019年8月3日(土)
開催時間  夜店17:30 火入れ20:00
主催    周防柱松保存会、周防地域づくり協議会
開催場所  島田川旭橋たもとの河原(長徳寺下)
当日は交通規制(例年通り)が掛かると思われます。また島田川にかかる旭橋は20:00の火入れ以降は通行止めとなります。(転落防止措置)


昨年(2018年)は、島田川の氾濫により、萩の葉が流され開催は中止となりましたが、かろうじて残った萩の葉と1本の柱松を使い6年生だけの開催をされました。(下画像)
周防の柱松2018-12