達磨夕日
山口県東部では、運が良ければ10月下旬から室積海岸や虹ケ浜、平生町や上関町の西側では日が沈む夕刻に、「達磨夕日」に遭遇することがあります。この現象は、太陽が沈む直前に海面との境に首と肩が出来、あたかも達磨さんが海から頭を覗かせているように見える現象で蜃気楼(光の屈折現象)の一つと考えられています。この現象を見るには、上空に冷たい空気層と海面上に温かい空気の層ができる寒い時期に起こりやすく、また見てる地点から沈む太陽との間に何も無い場所で出没します。
その条件が見事にはまる県東部(光市から平生・上関)では大変よいスポットとなっています。
達磨夕日の映像
2017年か2018年の何れも11月初旬に撮影していた画像を元に編集し映像に致しました。微速度撮影(TimeLapse)いわゆるパラパラ動画で映像化しています。場所は主に室積海岸(室積海水浴場)ですが、一部虹ケ浜で撮影した映像も含まれています。
達磨夕日を見るには
偶然の自然現象ですので常に出現するわけではございませんが10月下旬から11月初旬は天候にも恵まれる時期ですので出現の可能性は非常に高いです。また、太陽が沈む場所は日々刻々と変るため自身の位置から太陽が沈む場所を表示してくれるスマートフォンアプリ(SUNSURVEYOR等)で日没時刻を確認しながら場所を決めて頂くことをお勧めします。
出現場所
11月初旬は室積海水浴場や萩の平付近から見る事ができ、12月に入ると虹ケ浜で見ることが出来ます。また平生町では丸山海浜パークからもとても綺麗な夕日を見ることができます。こちらは太陽が沈む方向に島が多いためタイミングが難しいです。
天候
当然ですが、「晴」ていないと出現しません。ただし厄介なのは太陽が沈む側のお天気も気にする必要があります。つまり四国・九州に雲やガスがかかっているようですと達磨さんは出現しません。よく天体観測される方も使われる「SWC天気予報」等で事前にご確認されることをお勧め致します。
では、よい達磨さんにお会い下さい!