郷土館のひなまつり -竹取物語-
例年1月を過ぎた頃より光ふるさと郷土館では雛人形が並び優美な装いになりますが、2020年は館内にある展示スペースで雛人形で描き出す「竹取物語」が展示されています。物語の鍵となる姫と求婚者との和歌のやり取りの場面を分かり易く雛人形で表現し、それぞれに原文と現代語訳がついた展示となっています。かつて想いを胸に読み聴いた"かぐや姫"の物語を確かめるようにご覧頂けるようになっています。
展示は3月15日まで
物語が描かれた平安時代は、男性が女性宅の垣根から女性を垣間見ていた風習を毛糸で作った竹林で再現。チラリと覗くような仕掛けで当時の情景を掻き立てる仕組みを演出として創り出している。
クライマックスのシーンでは、竹灯篭を使った優美な演出がとてもセンチメンタルで物語の情景をより一層引き立てています。月に棲む姫の宇宙感が出ていて見応えがあります。
11月から準備に入っていたこの展示は人形以外は全て館内の方の手作りとなっているそうです。
尚、背景となっている月は2018年8月26日に室積で撮影された満月とのことです。
昨年2019年の展示の様子は下記より
ふるさと郷土館について
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